給与項目
会社が発行する給与明細書は様々な給与項目からなっています。給与項目は会社によって異なりますが、ここでは一般的な給与項目の一部を例に、その内容について簡単に説明します。
給与明細書の支給項目欄のしくみ

a. 基本給
給与の基本の部分です。ボーナスの査定や退職金の計算などの時のベースになります。
b. 役職手当
役職につくともらえる手当です。
c. 諸手当(家族手当・住宅手当など)
会社独自の規定により支給される手当です。
d. 残業手当・休日出勤・深夜残業
所定労働時間(労働基準法では1日8時間と定めています)を超えて働いた時に支払われる手当です。
e. 遅早控除・欠勤控除
遅刻や早退をした場合や、欠勤をした場合に差し引かれる金額です。
f. 通勤課税・通勤非課税
通勤の費用です。1ヶ月10万円までの通勤手当は非課税(所得税・住民税がかからない収入)です。
通勤手当は非課税合計欄に記入され、課税合計欄には所得税・住民税の課税対象となる支給項目が記載されます。
残業代に含まれる部分
なお、一般的に言われる「残業代」とは上記表の赤い太線で囲った部分です。(会社によっては、「営業手当」「超過業務手当」など、違った名称で記載されている場合もあります。)
また、残業代を算出するベースとなる金額は、上記 a.基本給 と b.役職手当に示す項目(表の青い部分)です。( c.諸手当については、「一律に支払われている場合」はベースの金額に算入されます。)
※詳しくは、残業代の計算の仕方をご覧ください。